今年1月、福岡市で路線バスが60代の男性をドアに挟んだまま発車し、男性が両足を骨折する大けがをしていたことが分かりました。

 福岡市中央区のバス停で1月、西鉄バスに乗車しようとした64歳の男性が入口のドアに手を挟まれました。

 バスの運転手はこれに気付かず発車し、男性は体勢を崩して転倒し、その後、両足を骨折しました。

 ドアには挟み込を防ぐためのセンサーがついていますが、この時は反応がなかったということです。

 西鉄などによる調査では、センサーに異常は見られませんでした。

 事故を公表しなかった理由について西鉄は、「詳細が分かっていない段階での公表を控えるという趣旨で、被害者男性の親族と合意に至っていた」ためとしています。