ガザ地区の病院をイスラエル軍が空爆し、イスラム組織「ハマス」の幹部を含む少なくとも5人が死亡しました。一連の衝突が始まった2023年10月以降の死者は5万人を超えました。

 イスラエル軍は23日、ガザ地区南部のハンユニスにあるナセル病院がイスラム組織「ハマス」の拠点となっているとして空爆したと発表しました。

 ロイター通信は、この攻撃でハマスの幹部を含む5人が死亡したと伝えています。

 中東の衛星テレビ・アルジャジーラは、死亡したのはハマスの政治部門幹部のイスマイル・バルフーム氏だとしています。

 18日にイスラエルがガザ地区への攻撃を再開して以降、ハマスの幹部が亡くなったのはバルフーム氏で4人目となります。

 ガザ保健当局によりますと、一連の衝突が始まった2023年10月以降の死者は5万21人となりました。

 一方、ガザ地区への攻撃を再開して以降、イスラエルにもイスラム組織「ハマス」や連帯するフーシ派などからの攻撃が増え始めています。

 停戦の崩壊によって中東情勢の緊迫度が高まっています。