アメリカのトランプ大統領は南米のベネズエラから石油や天然ガスを購入する国に対して来月2日から25%の関税をかけると明らかにしました。

 トランプ大統領は24日、自身のSNSに「ベネズエラはアメリカに対して非常に敵対的だ」としたうえで、「意図的に何万人もの犯罪者をアメリカに送り込んでいる」と投稿し、ベネズエラから石油や天然ガスを購入する国に対して来月2日から25%の関税を課す考えを明らかにしました。

 トランプ政権はこれまでに第2次大戦中に日系人を強制収容した際に使われた「敵性外国人法」をもとに、ベネズエラの犯罪組織とされる移民数百人を国外追放しています。

 一方、ブルームバーグはベネズエラ産原油の主要な購入国である中国にさらなる圧力をかける狙いがあると分析しています。