ミャンマーを震源とする地震で倒壊したタイのビルを巡り、強度不足の鉄筋を製造していた中国企業が、事故の原因は鉄筋以外にあると反論しました。
バンコクで先月、建設中のビルが倒壊した事故では、これまでに51人が死亡し、今も43人が行方不明となっています。
タイ当局がビルに使われていた鉄筋を検査したところ、一部が強度の基準を満たしていませんでしたが、鉄筋を製造した中国企業は今月21日、会見し、事故の責任を否定しました。
鉄筋メーカー 新科源鋼鉄 「これまで取引先から鉄筋の品質が低いと指摘を受けたことはない。鉄筋は事故の原因としてさほど大きくないだろう」
タイ当局は鉄筋のほか、ビルの設計に問題がなかったかなど、原因究明を進めています。