普段はオフィスビルとして使い、災害時には帰宅困難者を受け入れるなど地域の防災施設になるリバーシブルビルがオープンしました。

 6日にオープンしたのは、仙台長町未来共創センターです。

 平常時には会議室や託児所のある郊外型のオフィスビルとして活用する一方、災害時には帰宅困難者の滞在や、首都圏で災害があれば本社の移転先になるなど双方の機能を併せ持つリバーシブルなビルであることが特徴です。

 施設のオープンに合わせ、事業主のフクダ・アンド・パートナーズや、仙台市、防災拠点機能のアドバイスをした東北大学災害科学国際研究所などが協定を取り交わしました。 福田哲也社長「この仙台長町未来共創センターを起点にして地域防災、または連携防災という形で具体的な地域を守る施設になった」

 仙台市で災害が起きた場合、帰宅困難者80人が3日間滞在できる備蓄があるほか、太陽光発電や電気自動車から電力が確保できるシステムも導入されています。