季節外れの暑さが原因で東北電力ネットワークは、再生可能エネルギーの発電量が増え、需要を上回り大規模停電が起きる可能性があるとして、初めて、発電事業者が一時的に発電を停止する「出力制御」を行いました。

 東北電力ネットワークによりますと、電力は発電量と使用量を一致させる必要があり、そのバランスが崩れると大規模停電が発生する恐れがあります。

 10日は日曜日で企業の需要が減る中、晴れて太陽光発電などの供給量が大幅に増え、電力需給のバランスが崩れる恐れがあるとして午前8時から午後4時まで太陽光発電所や風力発電所が一時的に発電を停止する「出力制御」を行いました。

 10日午後4時現在、東北電力管内で停電の発生はないということです。

 東北電力ネットワークでは「電力需要が1年で最も少ない大型連休を中心に今後も、出力制御を行う可能性がある」としています。