ロシアの侵攻を受けて、ウクライナから宮城県石巻市に避難してきた女性2人が斎藤市長を訪問しました。
2人は感謝の気持ちを伝え、言語に関する支援を要望しました。
石巻市の斎藤正美市長を訪問したのは、ウクライナ北部の都市チェルニーヒウから避難してきたホンチャロヴァ・イリナさん(62)と、母のシェプノヴァ・リディヤさん(86)です。
2人は、石巻市内に住むイリナさんの息子を頼り16日に石巻市に避難してきて、感染対策として1週間、息子夫婦の家で待機していました。
25日、市役所を訪れた2人には斎藤市長から当面の間の生活費と今後の住まいとなる市の災害公営住宅の鍵が渡されました。
そして、2人の家族が言語のサポートを要望しました。
ホンチャロヴァ・イリナさん「とても深く感謝しています、全ての人に。いろんなサポートをしてくれてありがとうございます」
斎藤正美石巻市長「東日本大震災で、世界各国の皆さんから多大なるご支援を賜りました。お世話になったもの責務ではないかと強く感じております」
石巻市内には、避難してきたウクライナ人が計3人いて、石巻市では避難の長期化を想定し生活保護制度に準じた支援をしていくことを決めています。
また、東日本大震災で培った被災者支援のノウハウを活用し、孤立の防止や体調の確認など様々な分野で支援するということです。