今年のゴールデンウイークに大きな期待を寄せていた宮城の観光地・松島にはかつてのようなにぎわいが戻りました。
福原記者「正午を回った松島です。連休初日を迎え、観光客の数は時間が経つにつれて増えてきている印象です」
東京から訪れた観光客「遊覧船で島を巡って瑞巌寺の屏風絵を見ていまから帰るところ。1泊2日ですけど気分転換に来た。ずっと家にいたので」
松島では通りを歩く多く観光客の姿が見られ、感染拡大前のようににぎわっていました。そして宿泊施設にも、かつての光景が戻りました。
東京からの宿泊客「娘が生まれてから、父に一度も会えていなかった」女性の父親「いい思い出になりました。今度は私も、東京行きをぜひチャレンジしたい」
こちらの宿泊施設ではゴールデンウィーク期間中、24ある客室はほぼ満室で、このうちのおよそ半分が関東など県外からの宿泊客です。
パレス松洲・大森輝伸支配人「去年は営業しても予約が1件もなく実質的に休業状態というようなことが、ゴールデンウィークも含めてありました。沢山のお客様に来て頂いていることが、私含め従業員の喜びです」
松島のゴールデンウィークの観光客数は、感染拡大前の2019年は約26万人でした。しかし、緊急事態宣言が出された2020年は1100人にまで激減。去年もまん延防止措置の適用で4万4000人に留まっています。
それだけにこちらの宿泊施設では、今年のゴールデンウイークには大きな期待を寄せていて、担当者は感染対策を徹底し宿泊客を迎えたいと話していました。