仙台銀行や山形が地盤のきらやか銀行を傘下に持つじもとホールディングスは、きらやか銀行への公的資金注入の申請に向けた検討を始めたと正式に発表しました。
じもとホールディングス鈴木隆社長「グループ一体となって、新型コロナウイルスの影響を受ける事業者の支援をしっかり行ってまいりたい」
これは、13日の会見でじもとホールディングスの鈴木隆社長が述べたもので、コロナ禍で苦境に陥った地域経済の支援を狙う特例を使った申請になります。
このコロナ特例では、通常の公的資金注入で求められる15年の返済期限などがありません。
この特例を使った申請は、全国で初めてとみられます。
きらやか銀行と仙台銀行は、2012年に経営統合し、じもとホールディングスを発足させました。
じもとホールディングスは、2021年の3月期決算で設立以来初めての赤字に陥りました。
13日に発表の2022年の3月期決算は黒字でしたが、その幅は25億円にとどまりました。