ロボットを活用した米作りに仙台市内の小学生が挑戦しています。アイガモ型のロボットを操って田んぼの除草をします。

 宮城野区の岡田小学校では、東京のベンチャー企業の協力を得て2021年から総合的な学習の時間にロボットを活用した米作りを行っています。

 1日は5年生21人が、まずプログラミングの授業に臨みました。パソコンを使って3体のアイガモロボに進む方向や、泳ぐスピードを入力していきます。

 プログラミングが終わったら、校内にある田んぼに出動です。

 アイガモロボは、水中でスクリューを回転させて泥を巻き上げます。水を濁らせることで太陽の光を9割ほど遮り、光合成が行われにくい状態を作って雑草の成長を遅らせるという仕組みです。

 子どもたちは、ロボットが満遍なく動き回るように何度もプログラムを調整していました。

 児童「プログラムしてちゃんと動いた時、感動した」

 「人間が面倒にならないし、ロボットがやってくれるからうれしい」

 岡田小学校では、地元の農家に協力してもらいながら稲を大切に育て、秋には5年生全員で稲刈りをするということです。