建設業界の最新技術を紹介する展示会が、仙台市宮城野区で開催されています。 ICT=情報通信技術や、災害現場で活躍する技術が進歩しています。
宮城野区の夢メッセみやぎで1日から始まったEE東北。
全国の建設関連の企業など358団体がブースを設け、最新の建設技術や製品を紹介しています。
鈴木奏斗アナウンサー「こちらは、災害現場などで撮影した写真を立体的に見られるディスプレイです。拡大することもできるますし、指を使って回すこともできます。本当に隅々まで立体的に見えて、まさに現場にいるような感覚です」
ドローンやスマートフォンで撮影した画像を様々な視点から見ることで、崩落や倒壊など二次災害の危険がある現場の状況を正確に把握し、的確な作業に役立てます。
また、そのデータを遠方にいる専門家と共有し、安全面などの意見をもらうことで、迅速な対応につながると期待されています。
見学者「これは工法的にやることは難しそうとか、これならできそうとか、そういうことが説明しやすくて良いかなと思いました」
「中の細部まで見られて、すごく実用的だと感じました」
九州地方整備局房前和朋さん「新しい技術を用いることで、大幅な効率化も可能だと考えています。今後はデジタルの時代が来ますので、こういったデジタルを活用した技術をどんどん開発していきたいと考えています」
また、ショベルカーなどの重機を遠隔操作する技術が進んでいて、最新機器の展示も行われています。
ここ2、3年で、携帯電話の電波を利用した操作が国内のどこからでも可能になり、人手不足の解消やコスト削減などが期待されています。
この展示会は、夢メッセみやぎで2日まで開催されます。入場は無料です。