2度の地震で壁が剥がれるなどの被害を受けた宮城県の白石城で、復旧工事の様子を間近で見ることができる見学会が17日から始まりました。
白石市では、2021年2月と2022年3月の地震でいずれも震度5強を観測し、シンボルの白石城は壁の約500か所にひびが入るなどの被害が出ました。
現在、9月末の完了を目指して復旧工事が進められています。
この機会に普段と違う白石城に触れてもらおうと、城の管理団体などが企画した見学会が17日から始まりました。
約20人の参加者は、高さ10メートルの所に設置された仮設通路から、漆喰の壁や屋根瓦の補修状況などを見て回りました。
見学者「古来の技術を持った方々が、こうやってたくさんの方々がお城の修復に関わっていただいていることは本当に素晴らしいことだなと思って」
白石市菊地正昭副市長「壁の構造とか木組みのこととか瓦のこととか、お客様に見ていただいてお城の理解を深めていただければなと」
見学会は8月7日までに計15回行われます。定員は各回20人で、参加は無料、前日までの予約が必要です。