直下型地震を想定した防災訓練が、19日に宮城県利府町で行われました。
訓練は、長町利府断層を震源とする地震で震度6強を観測し、建物の倒壊や火災などが多発しているという想定で行われました。
訓練では、災害が起きた時に互いに助け合う共助の力を高めることに重点的に取り組みました。
逃げ遅れた人がいないかを確認するため、住民が4人一組になって地域を見回り、崩壊した住宅に残されていた人を消防と協力して救助しました。
参加した住民「自分の身近な所でできることは何だろうかと、やっぱり考えていないといざという時に何もできないんじゃないかなと(訓練に参加して)改めて思いました」
体育館で行われた避難所の設営訓練では、住民と町の職員が協力して避難用のブースや簡易ベッドを組み立てました。
今回の訓練は、新型コロナの影響で住民の参加人数が制限されました。
このため今後、今回の参加者が中心となって町内会ごとに訓練を行い災害に備えるということです。