15日から降り続いた記録的な大雨により堤防が決壊した出来川で、応急の復旧工事が始まりました。
宮城県の涌谷町と美里町の境を流れる出来川では、約50メートルに渡って堤防が決壊した影響で、200ヘクタール以上の水田や畑で浸水被害が確認されました。
現場では、大型の重機を入れるための道路を整備する工事が終わり、20日夜から土のうを積む応急の復旧工事が始まりました。
近くに住む農家「1日も早く土手の復旧を終わらせてもらって、水が早く引くことを祈るだけですね」
仮の堤防は、土のうを2段に積み重ね裏側に盛り土をする予定で、その後、鋼材でできた板を打ち込むことも検討しています。
宮城県は「なるべく早い完成を目指したい」としています。