ブラックバスの再繁殖を食い止めようと、伊豆沼と内沼に放流禁止を呼びかける看板が設置されました。
外来魚放流禁止の看板は、環境省が宮城県の登米市と栗原市にまたがる、伊豆沼と内沼の4ヵ所に設置しました。
伊豆沼と内沼では、1990年代半ばから急激に増えたブラックバスに食べられて、ゼニタナゴなどの在来種が大きく減少しました。
2004年以降に行われたブラックバスの駆除活動で、在来種の回復が確認されるようになりましたが、おととしから去年にかけて、伊豆沼周辺のため池で、ブラックバスの稚魚が確認されました。
危機感を強めた環境省では、再繁殖を食い止めようと、看板を設置したということです。
許可なく外来魚を放流すると、3年以下の懲役、または300万円以下の罰金が課せられます。
環境省東北地方環境事務所・菅野康祐自然保護官「伊豆沼・内沼は、多くの関係者の取り組みによって生態系が回復してきていますので、絶対にブラックバスや、他の外来生物も放さないようにしてほしい」