JR東日本は、グループで初めてとなる自動運転バスをバス高速輸送システム、BRTにより運行されている気仙沼線で12月5日から実用化します。
気仙沼線でバスの自動運転を実用化するのは、宮城県登米市の柳津駅と陸前横山駅の間の4.8キロの区間です。
12月5日から実用化し、1日15往復のうち2往復が対象です。
路面に埋めた磁気マーカーをセンサーで読み取りながら、最高時速60キロで走ります。自動運転バスとしては国内最速です。
バスには、安全管理の担当者が乗り自動運転の対象区間以外ではドライバーを務めます。
気仙沼線の自動運転バスの実用化に向けては、2019年度から実証実験を進めてきました。
JR東日本深沢祐二社長「一番、危機感を持っているのは将来のドライバー不足ということであります。(不足に備える自動運転の導入は)コストの低減にもつながる」
JR東日本は、今回の実用化でデータを更に集め、将来的には対象区間の拡大や乗務員がいない状態での運転も目指しています。
JR東日本は、利用者が極端に少ない赤字ローカル線の見直しを進めていて、運行コストを抑えられるBRTへの切り替えを選択肢の一つとして位置づけています。