3年前の台風19号で11人が死亡、1人が行方不明のままとなっている宮城県丸森町で12日夜、鎮魂と復興への願いを込めた花火が打ち上げられました。

 丸森町では台風19号で被災した10月12日を鎮魂の日と定めていて、12日は午後7時ごろから町の商工会が犠牲者への鎮魂と復興を願い2500発の花火を打ち上げました。

 44人が暮らす花田仮設団地では、入居者がそれぞれの思いを胸に夜空を見上げていました。

 花田仮設団地で暮らす佐藤靖子さん「私のほんとの友達が亡くなってるんです。その人の顔が(浮かんで)、元気でいればなっていう感じです」

 丸森町では、9月末時点で90世帯154人が仮設住宅で暮らしています。