宮城県石巻市が震災後復興のシンボルとして特産化を進めている、オリーブが収穫を迎えました。
収穫を迎えたのは石巻市北上町のオリーブ畑で、地元の農事組合法人のスタッフらが手作業で摘んでいきました。
石巻市では北上地区や河北地区など4つの地区で、津波で被災した宅地や水田の跡地などを活用し、2014年からオリーブの栽培に取り組んでいます。
市では復興のシンボルとして特産化を進めていて、前年は約700キロのオリーブが収穫され、オリーブオイルとして出荷されました。
5月から6月にかけて雨が多く受粉に影響が出たため実の数が少なく、収獲量は前年よりも4割ほど少なくなる見込みです。
農業組合法人みのり千葉昭悦代表理事「前年と比べるとちょっと実りが少ないかなとは思うんですけども、そのぶん身が大きくなってますので、いいものができんじゃないかと期待はしてます」
収穫されたオリーブは、選別後に機械で搾ってオリーブオイルに加工し、地元のイベントなどで販売されるということです