新型コロナによる出入国の制限が緩和され、海外で働きながら休暇を楽しんだり語学を学んだりするワーキング・ホリデーが、注目を集めています。

 仙台市青葉区にある留学やワーキング・ホリデーを支援するインターサポートでは、新型コロナによる出入国制限が緩和されたことで、留学したいという人からの相談が増えています。

 インターサポート浦沢みよこ代表取締役「今まで2年半とかずっと何もできなかった人たちが、あの時に行けなかったのでという思いで、今こうしたいという方が今はすごく多いですね」

 留学希望者が増える中、課題となっているのが費用の高騰です。

 円安や物価高などもありオーストラリアに留学する場合、初期費用だけで350万円が必要なケースもあるといいます。

 こうした中で注目を集めているのが、ワーキング・ホリデーです。

 18歳から30歳が対象で、一般的には現地の語学学校などで言葉を学んだ後、旅行をしたり働いたりしながら過ごします。

 働くことができるため、渡航のため準備する資金を抑えることができます。

 2023年にワーキング・ホリデーでカナダへ行く予定の大学2年生、佐々木凌雅さんです。

 大学では国際交流サークルに所属していますが、コロナ禍で留学生との交流も無く、英語力が高められなかったことも、カナダへ行く理由の一つになりました。

 佐々木凌雅さん「働くとなるとみんなほんとにフェアな関係で、現地の人も一緒に働いて留学生も一緒に働いて、そうなるとほんとに住んでる人と一緒に話したり活動したりすることになるので、また学校とは別に違った体験が多分できると思ってます」

 5月にワーキング・ホリデーでオーストラリアに渡った菅原翔太さんは、自動車整備関係の仕事で10年間働いていましたが、英語を話せるようになりたいという思いや海外で働きたいという思いから、渡航を決めました。

 菅原翔太さん「要は(勉強・労働・休暇のバランスが)自分次第なので、働く時間も多いですし、直接現地の英語に触れ合えるのでいいと思います」

 将来、農業関連の仕事に就きたいという夢があり、11月からは現地の農場で働く予定です。

 菅原翔太さん「地元には無いような技術とか、日本には無いような技術を勉強したいなって。それを新しく日本に取り入れたりとか、自分の地元というか働く場所に取り入れたいなって考えてきました」

 インターサポートでは、今後も若者の夢を支えていきたいと話します。

 インターサポート浦沢みよこ代表取締役「渡航希望者がこれからどう生きるかっていうことを大切にお話をうかがって、こんなのもあるよあんなのもあるよと皆さんが目がきらっとした瞬間が絶対出てくるので、そこを大切にサポートしていきたいなって思ってます」