khb東日本放送では10月から「khb子どもの笑顔を広げようキャンペーン」をスタートしました。物価高や新型コロナの感染拡大などで支援を必要としている家庭が増えている中、「一人でも多くの子どもを笑顔にするため応援していく」という取り組みです。 阿部美里アナウンサーがアンバサダーを務めます。

その第一弾がフードバンク支援事業で、khb本社1階にはフードボックスを設置して食料品の寄付を募っています。

 先日98キロの食料品が集まったので、NPO法人「ふうどばんく東北AGAIN」にお届けしました。

 多くの人から寄せられたこのような食料品は子ども食堂の運営などに欠かせないものとなっています。

 その子ども食堂を知ってもらおうという催しが仙台市内で開かれ取材しました。

 10月30日、多くの買い物客が訪れる泉区の複合商業施設ブランチ仙台ではSDGsやフードバンクについて親子で楽しく学べるイベントが開かれました。

 富谷市を拠点に困窮する家庭への食料支援などに取り組む「ふうどばんく東北AGAIN」が開いた催しで、1番の目的は「子ども食堂」の存在を知ってもらうことです。

 ふうどばんく東北AGAIN高橋尚子理事「もっと子ども食堂自体が本当に皆さんに開けた場所、みんなが子どもが何かあった時に頼れるような場所でありたいということで、もっと知ってもらおうということで開催してます」

 「子ども食堂」は、地域住民や自治体が無料または低価格で子どもたちに食事を提供する場で、対象は困窮する家庭の子供や共働き世帯の子供など様々です。

 日本では7人に1人の子どもが貧困と言われていて、「ふうどばんく東北AGAIN」でも月に一度のペースで寄付された食料品を使い子ども食堂を開催しています。

 この日は、訪れた買い物客先着200人に弁当を配布する出張子ども食堂を開きました。

 その弁当も商業施設内の店舗の支援で作りました。

 炊き立ての米はみやぎ生協から提供を受け、おかずは商業施設に入る5つの飲食店が寄付してくれました。

長い列を作って、子ども食堂が始まりました。

 私もぐりりと一緒にkhbのフードバンク支援事業を通して寄付した飲み物を配ったりしました。

 子ども「ありがとう」「どういたしまして」

 中にはその場で美味しそうに味わう子どもの姿もありました。

 富谷から訪れた女の子「おいしかった〜」何食べたの?「カレー」

 泉区の男子小学生「自分たちでも子ども食堂ってことを知れたし、おいしかったし、自分たちも楽しかったので来てよかったです」

 今回のように対象を限定せずに開催することで本当に困っている子どもたちが参加しやすくなり、その環境を作ることが重要だと指摘しています。

 高橋尚子理事「声をあげやすい場所になっていただくことが本当に大切で、ちょっとした近くの子ども食堂で交流が広がればなと思っています」

 2022年度に宮城県内で開設されている子ども食堂の数は121カ所と新型コロナの感染が拡大した2年前から倍近くに増えています。

 いま私たちにできる支援は…。

 高橋尚子理事「どこも資金調達・物資調達人員の調達に苦労しているので安定的に活動するのにそれがすごく大切で、さらに安定した場所が本当に大切です」

 高橋理事によると8月のアガインによる支援件数は300件9月は369件と、支援を求める家庭は後を絶ちません。

 khbでは本社1階にフードボックスを設置して継続的に支援を行っていきます。

 少しでも子どもたちの笑顔に繋がるようご支援よろしくお願い致します。