自転車による事故が増えているため、宮城県警が対策を強化しています。15日朝には一斉に取り締まりが行われました。
取り締まりは、毎月15日の自転車交通安全の日に合わせて県内25カ所で行われました。
このうち仙台市青葉区宮町の交差点では、右側通行やイヤホンを付けながら自転車を運転をする人に警察官が警告カードを渡して注意を促していました。
県警によりますと、自転車が関係する死傷事故は10月末時点で502件あり、前年の同じ時期に比べ43件増えています。
全国では、自転車が歩行者をはねて死亡させる事故も起きています
JAFが行った実験の映像です。自転車が歩行者と衝突した場合、歩行者が頭を強く打つなど大きなけがにつながる恐れがあることが分かります。
歩行者「(危険を感じることは)たまにありますよね。後ろから急に来たりとか。あれ?と思ったりすることあります。やっぱり危ないですよね」
自転車利用者「交差点だとか歩道を走る上でのルールとか気を付けないと、人にも迷惑かけるし自分も危ない目に合うので、基本に忠実に絶えず気を付けていきたいと思います」
県警では、自転車への取り締まりを強化していて、前年は酒飲み運転などで赤切符を交付した事例も3件ありました。
宮城県警交通指導課瀬戸孝之課長補佐「自転車は自動車から見ても非常に危険な乗り物、歩行者から見ても非常に危険な乗り物ということでですね。ルールと法規を守ってもらいたい、そして事故に遭わないようにしてもらいたいと思っております」