仙台市は、2023年度から5カ年の計画で定禅寺通を再整備する方針を明らかにしました。車線を減らして歩道を拡幅することなどで、にぎわいを創出し杜の都の象徴を目指します。

 20日に開かれた仙台市議会の常任委員会で、事業計画の中間案が示されました。

 それによりますと、定禅寺通の再整備は東二番丁通から西公園通までの700メートルの区間で実施します。

 車道を3車線から2車線に削減するなどして、歩道を拡幅するということです。

 イベント開催時には車両を通行止めにして、広くスペースを確保するため歩道と車道の段差を最小限にして、歩道の拡幅によってケヤキの車道側も歩行できるようにするなど、杜の都の象徴にしたい考えです。

 仙台市が2021年8月に定禅寺通で行った車線を減らす社会実験で、交通への影響はほとんど無かったとする検証結果が得られています。

 仙台市では21日からパブリックコメントを実施するほか、21日に説明会を開いて広く意見を求めることにしています。

 定禅寺通の再整備は2023年度に設計などを進め、2024年度に着工し2027年度に完成する予定です。