新型コロナによる利用者の減少により、仙台市交通局は2023年4月に市営バスを1日当たり66便減らすダイヤ改正案を発表しました。
これは、開会中の仙台市議会12月定例会の都市整備建設委員会で示されました。
仙台市営バスは、2020年からの新型コロナの流行により利用者が減少していて、感染拡大前に比べた利用率は2022年6月の時点で平日は8割、土曜と休日は7割程度にとどまっています。
特に、平日夜の時間帯は午後8時台が7割、午後10時台は半分にとどまっていることから、運行数を減らし厳しい経営状況の解消を目指すとしています。
例えば、仙台駅前から宮城野区燕沢の東仙台営業所行きは最終バスの発車時刻を現在の午後10時45分から午後7時30分に早めます。
また、最終バス以外にも日中の便数を減らし、若林区の地下鉄東西線薬師堂駅から霞の目営業所行きは午前9時から午前11時台で7本から4本に減らします。
市交通局では、1日当たり66便を減らすダイヤ改正案について、2023年2月に東北運輸局に変更を届け出て、4月1日から実施したいとしています。