仙台市のボーナスにかかる源泉所得税の納付が職員のミスにより遅れ、不納付加算税など約5000万円の支払い義務が生じた問題に関連し、過去5年間で新たに1018件の納付の遅れがあったことが分かりました。
これは、20日の市議会総務財政委員会で明らかになりました。
新たに分かった源泉所得税の納付遅れは、2018年度から2022年度の5年間で1018件あり、総額は約1177万円だということです。
仙台市は源泉所得税の納付遅れが相次いだことを受け、2022年12月から事務の緊急点検を実施し、2018年4月から2022年11月の庁内の保存文書を確認したところ判明しました。
緊急点検では、マニュアルに従って処理しても銀行から届く書類などが庁内での手続きの締め切りに間に合わず、源泉所得税の納付が期限より1カ月遅れるケースがあることも分かったということです。
約1177万円の源泉所得税について仙台市は既に納付していますが、約60万円の不納付加算税などの支払いについては税務署に相談しています。