幻のフルーツと呼ばれ、宮城県岩沼市が特産化を目指すポポーを使ったビールが開発され、完成披露会が開かれました。

 北アメリカ原産の幻のフルーツ、ポポー。濃厚な香りと甘みが特徴で、その味は森のカスタードクリームと表現されます。

 岩沼市では10年ほど前に生産者の有志がポポー栽培を始め、新たな特産にしようとポポープロジェクトを立ち上げました。

 岩沼市に本社を置く宮城県を代表する牛タン店、利久が地元に恩返ししたいとポポーを原料にクラフトビールを作りました。

 その名もマジカルポポー。生産者や岩沼市の佐藤淳一市長が駆け付け完成を祝いました。

 ポポー生産者宍戸幸次さん「風味がぐっとね、のどからもずーっと浸透した感じ、やっぱりこう飲み口が良い」

 利久亀井利二代表取締役「(ポポーの)生を食べてこれを飲むとそのものです。生のポポーそのもののビールに仕上がったなとやっと自信が持てました」

 クラフトビール、マジカルポポーは2日から全国の利久の店舗で提供されるほか、岩沼市のふるさと納税の返礼品としても採用されます。