最後の卒業式です。98年の歴史を持つ宮城県南三陸町の志津川高校で、55人の卒業生が学び舎を巣立ちました。

 新年度から校名が南三陸高校に変わる志津川高校で、現在の校名としては最後の卒業式が行われました。

 卒業証書は例年、クラス代表の生徒がまとめて受け取っていましたが、1人ずつ名前が呼ばれ壇上で手渡されました。

 この後、卒業生代表の三浦峻介さんが後輩たちにエールを送りました。

 卒業生代表三浦峻介さん「皆さんが新しく生まれ変わることとなる南三陸高校を、より発展させていくことを期待しながら応援しています。そして志津川高校としての時代は私たちと共に幕を閉じます」

 志津川高校最後の卒業生たちは、様々な思いを抱き学び舎に別れを告げました。

 卒業生「新年度から校名変わっちゃうんですけど、志津川高校としての伝統も残して頑張ってほしいと思います」「名前が変わっても高校は残るので良いかなと思います」

 志津川高校では24日の終業式で、校名変更のセレモニーが行われます。