3月1日から春の火災予防運動が始まり、仙台市青葉区のウイスキー工場では防火訓練が行われました。
ニッカウヰスキー仙台工場で行われた訓練には、従業員からなる自衛消防隊や宮城消防署の署員などが参加しました。
「訓練です。地震の後、何らかの油が漏れています」
訓練は大地震により、工場内のタンクからアルコールが流出したという想定で行われ、自衛消防隊が119番通報と工場見学者の避難誘導の手順を確認しました。
その後、隣接する建物で火災が発生した想定で初期消火の訓練を行いました
ニッカウヰスキー仙台工場笹村欣司工場長「(大事なのは)予防ですね、そこを今一度しっかりしていくということ、それと万が一起こった時に初期の動きというのに対して今回の訓練を見直して生かしていきたいと感じました」
このほか、消防による要救助者の救出やはしご車を使った放水訓練も行われました。
宮城消防署副所長荒井勲消防指令長「仙台市では2023年に入ってから住宅火災がかなり増えている状況となっております。ご自宅にある住宅火災用警報器の作動状況の点検とか、また設置されていないお宅に関しましては、設置の検討をお願いしたいと思っております」