宮城県岩沼市では震災から12年となった3月11日、新たに語り部の会が発足しました。

 いわぬま震災語り部の会は、10代から80代までの岩沼市民などの語り部8人で発足しました。

 岩沼市では、7年前から団体客などからの要望があった際にボランティアが語り部として活動していて、2017年度には約2200人に対して語り部活動を行ってきました。 しかし、コロナ禍で訪れる人が減少した上、語り部の高齢化が進む中で今後も活動を続けていくために、震災から12年となる3月11日に語り部の会を発足させました。

 岩沼市の千年希望の丘には、3月11日も地元の人のほか、全国各地からも多くの人が慰霊に訪れていました。

 いわぬま震災語り部の会青木孝豪副会長「自分の身はやっぱり自分で守って、率先して逃げるっていう、津波てんでんこですね。若い方ももちろんですけど、少しでもこの地域でボランティアで語り部を行っていただく方を増やしたい」

 今後は、語り部活動に加えて防災キャンプなどのイベントを行うなどして、多くの人に防災を呼びかけていくということです。