宮城県石巻市の河北地区で、特産の春セリの収穫が始まりました。
石巻市河北地区では、江戸時代から続く伝統野菜、河北せりを栽培しています。
この時期に収穫されるセリは春セリと呼ばれ、春先に伸びる新芽ならではの軟らかさと爽やかな香りが特徴です。
こちらの農家では約15アールの畑で春セリを生産していて、50センチほどに育ったセリを鎌で刈り取る作業を行っていました。 セリが成長する3月の気温が高かったため生育は順調で、前の年よりも4日早い9日から収穫作業が始まりました。
JAいしのまきによりますと、例年並みの18トンの出荷を見込んでいるということです。
セリ農家高橋正夫「浅漬けもそうだけど、天ぷらもおいしいし、いろいろな料理方法で味を楽しんでいただいていると思います」
春セリの収穫作業は5月中旬ごろまで行われ、今週から近くの道の駅や宮城県のスーパーなどで販売されています。