先端技術を生かした稲作や畜産に取り組んでいる宮城県登米市の農業法人が、日本農業賞の大賞に選ばれました。
全国農業協同組合中央会などが優れた農家や法人を表彰している日本農業賞の大賞に、登米市の農業法人エヌ・オー・エーが選ばれ、高橋良代表が村井知事に報告しました。
エヌ・オー・エー高橋良代表「日本農業賞大賞ということで、私にとっては本当に夢のような賞をいただいたことにうれしく思っております」
従業員7人のエヌ・オー・エーは、先端技術を駆使し地球環境や従業員に優しい稲作や畜産に取り組んでいます。
120ヘクタール余りの農地では大豆や麦、米などをつくっていて化学肥料や農薬を減らした環境保全型の農業に取り組んでいます。
繁殖用の牛を120頭余り飼育していて、輸入中心の餌代が高騰する中、米づくりで出たワラなどを餌として活用することで安定経営を実現している点も評価されました。
エヌ・オー・エー高橋良代表「ロシアとウクライナ問題に端を発して(輸入品が)安定して入ることが保証されないわけですよね。餌、あるいは肥料。そういったことから自給自足でこれからは考えなければならない」
県によりますと、第52回を迎えた日本農業賞の宮城県からの大賞受賞は2年ぶり10回目です。