宮城県が進める仙台医療圏の4つの病院を集約して移転する再編計画について、障害者や支援者でつくる団体が計画の撤廃を求める要望書を提出しました。

 県が進める仙台医療圏の4つの病院の再編構想では、名取市にある県立精神医療センターと仙台市青葉区の東北労災病院を経営主体は残したまま集約し、富谷市に新たな病院として移転する計画です。

 これに対し、障害を抱える当事者や支援者による団体が19日に県庁を訪れ、生活や人生設計に甚大な影響を及ぼすとして計画の撤廃を求める村井知事宛ての要望書を提出しました。

 みやぎアピール大行動実行委員会鷲見俊雄さん「福祉や医療って僕たちにとって一番生きていく上で必要なもので、もっと僕たち当事者の意見を聞いていただきたい」

 4つの病院の再編構想をめぐっては、県立精神医療センターの移転は地域ぐるみで障害者の生活を支えてきた仕組みを崩壊させるとの懸念が強く、これを受け村井知事は県議会6月議会までに当事者の声を聞くと表明しています。