憲法記念日のきょう、仙台では、憲法改正に反対と賛成の市民グループが、街頭でそれぞれの主張を訴えました。
日本国憲法の施行から76年、仙台駅前で改憲反対を訴えたのは「みやぎ憲法九条の会」など県内20団体のおよそ70人です。
参加者は、政府が防衛費を増やそうとしていることは、戦争への引き金になりかねないなどとして、戦争反対、改憲反対を訴えました。
みやぎ憲法九条の会・板垣乙未生事務局長「安全保障のジレンマというのがある。軍事を増やせば相手側も軍事を増やす。それのいたちごっこ。平和外交でやるんだというところに希望を持っていきたい」
一方、仙台市青葉区のアーケードでは、市民団体「宮城ビジョンの会」のメンバーおよそ10人が「憲法に自衛隊を明記することで国民の命を守ることができる」と、憲法改正を訴えました。
宮城ビジョンの会・菅田彰人代表世話人「(有事に)自衛隊が動こうとするとそれに反対する勢力も出てきます。そうすると国論を一つにまとめることができない。自衛隊が違憲だという意見が出ないような憲法にしたいなと私たちは思っています」