新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に引き下げられ、元の生活に戻り始めた一方で新たな課題も生まれています。いつあるか分からない感染の再拡大。飲食店は備えを続けています。

 仙台市青葉区の国分町通りに店を構える居酒屋、焼助国分町店です。

 営業時間の短縮など厳しい時期もありましたが、2022年の年末から客足は徐々に戻り、売り上げは好調に推移しています。

 ゴールデンウィーク期間中の売り上げは、前の年に比べて1.5倍でコロナ前と同じ水準まで伸びました。

 焼助国分町店橋本和也店長「団体のお客様が増えて、20名様とか10名様以上のお客様が増えました」

 5類に移行した後も従業員のマスク着用は継続し、客には手の消毒を求めるなど基本的な感染対策は継続しています。

 焼助国分町店橋本和也店長「パーティション、実はこちらにあります」

 レジの上のスペースに置かれていたのは、飛沫防止対策としてテーブル席に設けていたパーティションです。

 取り外したものの感染の再拡大に備えて保管しておくことを決めました。

 焼助国分町店橋本和也店長「世の中がコロナ前にどんどん戻っていくのはいいことなんですけど、飲食店としてはまだ気を引き締めていかないといけないと思うので、今後も感染予防対策は常にして営業していきたいと思います」

 5類引き下げに伴いパーティションを見直す動きが広がる中、宮城県や仙台市はホームページで処理する業者を公開しています。

 飲食店などの事業者がアクリル板を廃棄する場合は産業廃棄物になるため、一般ごみとして出すことはできません。廃棄を検討している方は参考にして下さい。