G7仙台科学技術大臣会合は14日、次世代放射光施設を視察するなどし3日間の全日程を終了しました。
最終日となった14日午前、各国の閣僚らは青葉山に建設中で来年度に運用を開始する次世代放射光施設を視察し全日程を終了しました。
今回の会合で共同声明をとりまとめ、議長を務めた高市早苗担当大臣は「開かれた研究環境を不当に利用し、その結果を軍事目的など不正に流用する懸念を共有する」とした内容を明らかにしました。
高市早苗大臣「国際協力が安全にかつ安心して継続できるようG7と、他のパートナー国がこれらの懸念に対処することの必要性を確認しました」
また気候変動に対処するため北極と南極の「極域」の観測強化がG7の声明に初めて盛り込まれ、宇宙ごみの発生抑制と削減に向けた取り組みも初めて取り上げられました。
会合を終え一行は仙台市内の震災遺構や研究現場を視察し、東日本大震災を受け地震や津波の研究を強化しようと作られた東北大の研究施設では、災害研究の最前線について説明を受けていました。