まもなく中学校総合体育大会、中総体が始まります。今回、注目したのは2人の二刀流選手を擁する女子バレーボール部です。
宮城県大崎市の古川黎明中学校です。27日から始まる中総体に向け練習が行われていました。
女子バレーボール部部長高橋柚衣子さん「勝ち抜くためには技術だけじゃなくて気持ちも大事だと思うので、そこは部員全員で頑張ってチーム一丸となって技術だけじゃなく気持ちも一つにして頑張っていきたいと思っています」
大崎市は、春の県大会を制した田尻中学校もいる激戦区。この激戦区を勝ち抜こうと奮闘するチームのエースアタッカーが吉田咲紀さんです。
実は吉田さん、バレー部のエース以外にもうひとつの顔があるんです。空手です。
小学4年生から始めて中学1年で初段に。4月の県大会で優勝。5月の東北大会では準優勝を果たしました。
吉田咲紀さん「センターってたくさん動くんですけど、空手でも使うフェイントを使って頑張っています。行く前に準備をしたり道着を着たりすると今度は空手頑張るぞとか、バレー頑張るぞとなります」
更にもう一人、ゲームキャプテンを務める高村美羽さんは、トランポリン競技クラス別で県1位の実力です。高さと技のメリハリ美しさが持ち味です。
高村美羽さん「体幹が一番生きていると思っていて、バレーボールだとネットの近くで打たないといけないんですけど、まっすぐ飛ぶということではしっかりトランポリンが生きているのかなと思います。トランポリンとバレーは、どっちかを頑張るではなくて、どっちも頑張るのを頑張ってやっているのでどっちかを一方的に頑張るんじゃなくて、今はどっちも頑張っています」
それぞれの選手が様々な思いを持って挑む中総体の地区大会は、月末から各地で始まります。