22日、仙台港のタンカーから油が流出した事故で、タンカーが放出したバラスト水に重油が混ざっていた可能性があることが分かりました。

 22日に油漏れがあったのは、仙台港のエネオス仙台製油所敷地内の桟橋に停泊していた、重油を運ぶタンカーです。

 油は一時、約300メートルに渡って広がりました。

 エネオスによりますと、タンカーは重さを調整するための海水、バラスト水を積んでいましたが、不要になったバラスト水を仙台港で放出した際に、誤って重油が混ざってしまった可能性があるということです。

 油の回収作業は現在も続いています。

 仙台港周辺の漁協などによりますと、この油漏れによる養殖施設などへの被害は、現時点で確認されていないということです。