JR東日本によりますと、大雨の影響で仙山線は仙台−愛子間で午後6時ごろまで、愛子−山形間は午後9時ごろまで運転を見合わせます。

 東北線は白石−岩沼間で午後6時ごろまで、郡山−白石間で午後9時ごろまで運転を見合わせます。

 仙石線の東塩釜−石巻間、仙石東北ライン、気仙沼線の全線が終日運転を見合わせます。

 6日の宮城県は前線の影響で大気の状態が不安定となり、大崎市鹿島台や石巻では24時間の降水量が平年の9月1カ月分を超えるなど大雨となりました。

 この雨の影響で、名取市、石巻市、川崎町、蔵王町の一部地域には避難指示が出されています。

 大気の不安定な状態は6日夜遅くにかけて続く見込みで、大雨による土砂災害などに厳重な警戒が必要です。

 前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、6日の宮城県は大気の状態が不安定になり大雨となった所がありました。

 午後3時までの24時間に降った雨の量は大崎市鹿島台で138ミリ、石巻で154ミリとなっていて、平年の9月1カ月分の降水量よりも多くなりました。

 仙台でも平年の9月1カ月分の約9割に相当する138ミリとなりました。

 この影響で午後4時現在、名取市で864世帯2090人、石巻市で745世帯・1800人、川崎町で901世帯2195人、蔵王町で540世帯1325人に警戒レベル4に当たる避難指示が出されています。

 仙台市では青葉区、若林区、太白区の一部地域に警戒レベル3に当たる高齢者等避難が出されています。

 佐藤寿明カメラマン「仙台市太白区郡山です。道路が冠水し動けなくなっている車があります」

 冠水した道路の真ん中でハザードランプを点滅させ停車している白い車。その横を別の車が大きな水しぶきを上げて通過していきます。

 運転していた男性によりますと、車内に水が入ったことが原因とみられる症状で走行中に急停止したということで、レッカー車の到着を待っていました。

 小笠原侑希記者「マンホールからあふれた水が歩道のブロックを押し上げました」

 仙台市青葉区本町の宮城県庁近くの歩道です。マンホールから勢いよくあふれ出した雨水がブロックを押し上げてしまったため、市の担当者が復旧作業を行っていました。

 雨の影響は建物の中でも。仙台市役所では排水溝が詰まった影響で3階の廊下が浸水してしまい、職員がちり取りやバケツを使って水を出す作業を行うなどの対応に当たりました。

 大気の不安定な状態は6にい夜遅くにかけて続く見込みで、気象台は大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒するよう呼び掛けています。