宮城県警察学校で卒業式が行われ、64人が警察官としての新たな一歩を踏み出しました。

 卒業式に臨んだのは、4月に入校した初任科の警察官64人です。コロナ禍で制限されていた音楽隊の演奏が3年ぶりに復活したほか、家族の出席も制限を無くしました。

 式では、宮城県警の菊澤信夫警務部長が辞令を交付し「県民のために警察があるという姿勢を基本に前例踏襲にとらわれず、県民の立場になって考えてほしい」と訓示しました。

 これに対し、卒業生代表が決意を述べました。

 卒業生代表久保田慶祐さん「宮城県警の組織の一員として安心安全な地域社会の実現のため、全力で職務に当たることを固く誓います」

 卒業生鈴木蘭さん「助けを求めている人や困っている人の気持ちに寄り添い、県民から信頼される警察官になりたいと思っています」

 卒業生は、宮城県15カ所の警察署に配属され、警察官としての第一歩をスタートします。