不漁が心配されるサンマですが、宮城県では気仙沼に続いて女川でも今シーズン初めて水揚げされました。小ぶりでも脂が乗っているということです。

 27日朝、女川漁港に石巻の大型サンマ船、第3鹿島丸が入港し24日から25日にかけて北海道沖約1000キロで取れたサンマ53トンが水揚げされました。

 水揚げされたサンマは100グラム前後の小ぶりなものが中心ですが、脂の乗りは良いということです。

 初競りでは、最も高いもので1キロ当たり680円とご祝儀相場で取引されました。

 女川魚市場のサンマの水揚げ量は2021年が過去最低の1236トンで、2022年はそれをわずかに上回る1295トンでした。

 引き続き不漁が予測されていますが、この時期としては前年より魚影が濃いということです。

 第3鹿島丸吉田龍太船長「おいしい魚をみんなに食べてもらいたいので、良い魚を持って来れたと思うので良かったと思います。本当に徐々に魚が見え出しているので、このまま上向いていってもらいたいですね」

 女川漁港では、28日と29日もそれぞれサンマ船1隻が入港する予定です。