宮城県でクマの目撃情報が相次いでいることを受け県は4日、クマ出没注意報を発令して県民に注意を呼び掛けています。
県によりますと、2日時点でのツキノワグマの目撃情報は前年の同じ時期より134件多い622件となっています。
過去5年間の平均と比べても出没率が高いことから県は4日、全域にクマ出没注意報を発令しました。
秋はクマが冬眠前に脂肪を蓄える時期ですが、餌となるブナが凶作のため餌を求めたクマが人里に下りて来る可能性もあるということです。
県自然保護課小山高史課長「県民の方々が山あるいはキャンプ場といった所、クマと遭遇しやすい場所に行く機会がとても増えると思います。きちんと対策を取って行動していただきたい」
県は、野外ではクマ鈴やラジオを鳴らし複数人で行動することや、生ごみを持ち帰るなどの対策を呼び掛けています。