クマが相次いで出没している宮城県栗原市のニワトリ小屋に、8日夜もクマが現れニワトリを襲いました。
8日午後9時40分ごろ、栗原市栗駒の住宅の敷地に現れたクマの姿を、住民が設置していたカメラが捉えました。クマは木に昇ろうとしたり周囲をうろついたりしています。 「クマは敷地内にあるニワトリ小屋の壁をこじ開け、飼われていた50羽のニワトリのうち2羽を襲ったということです。
「とにかく(小屋の壁を)取って入って、ニワトリだって夜は目見えないから大人しい。そのまま2匹取って逃げたんだね」
このニワトリ小屋には、り返しクマが現れていて、2日には一晩で3回も姿を見せニワトリの餌をあさっていました。その後、ライトを設置するなど対策し、姿を現さなくなっていましたが。
「2日ばり来なかったでしょ。だから、ああこれで私の方が勝ったなと思ってたの。ここに30年住んでんだけど初めてだよこういうのは」
今回の被害を受け、県はクマを捕獲するための罠をニワトリ小屋の近くに設置しました。
県は、目撃情報が相次いでいることからクマ出没警報を出して警戒を呼び掛けています。