老朽化したビルの建て替えを進めるせんだい都心再構築プロジェクトの第1号となるアーバンネット仙台中央ビルが仙台市青葉区に完成し、報道陣に公開されました。

 新しく青葉区中央に完成したのは、NTT都市開発が整備したアーバンネット仙台中央ビルです。

 仙台市が進めるせんだい都心再構築プロジェクトの一環として建設され、容積率の緩和や固定資産税の負担助成など支援策が講じられています。

 新田智紀記者「1階部分はオープンスペースになっていて、誰でも利用できます。奥にはカフェ、窓際には県産木材を使用したベンチが置かれるなど開放的な空間となっています」

 ビルは地上19階地下1階建てで、延べ床面積は約4万2000平方メートルです。

 5階から19階のオフィスフロアは、仙台駅西口エリア最大級の広さとなります。

 次世代放射光施設ナノテラスとも連携していて、仮眠室やナノテラスのある青葉山と直結のネットワークを備えるなど研究開発の拠点としても期待されています。

 仙台市高橋新悦副市長「ナノテラスを意識したワーキングスペースの部屋を設けていただいたビルなのですごく感慨深い」

 グランドオープンは、2024年3月中旬を予定しています。