米の値崩れを防ぐため生産量の目安を決める会議が開かれ、2024年は宮城県全体で2023年並みの30万7000トン余りを目安に生産されることが決まりました。
県と農業団体は、国による米の生産調整いわゆる減反政策が廃止された後も、米の消費が年々減る中で作りすぎによる値崩れを防ぐため、毎年宮城県で生産する米の量の目安を設定しています。
21日の会議で、2024年の目安は2023年とほぼ同じ約30万7500トンとすることが決まりました。
2024年の需要は2023年よりも少なくなる見通しであるものの、新型コロナの影響で過剰に抱えていた在庫が解消されてきたことなどを考慮したということです。
県農政部橋本和博部長「コロナ禍で若干需要が減っていた加工用米についても要望が増えてきているので、そうした対応もしていきたい。更に米粉米についても一定量を増やしていきたいということで今回目標を若干高めに掲げました」
県は経営の安定化のため、米に代わって需要の多い大豆や麦、飼料用トウモロコシなどの生産を推進しています。