東日本大震災で津波の被害を免れた大漁旗の展示会が、宮城県名取市の閖上地区で始まりました。
坪谷歩香記者「閖上港の大漁旗には、漁船の名前などが色鮮やかに描かれています」
名取市閖上の震災復興伝承館で12日から始まった展示会は、閖上地区のかつてのにぎわいを伝えようと前年に続いての開催です。
震災前に保管され津波の被害を免れた閖上港の大漁旗21枚が飾られていて、昭和30年(1955年)頃から平成初期の旗とみられています。
震災前の閖上地区の写真が展示されているほか、大漁を祝う伝統の民謡も流れ懐かしい閖上港の活気を感じることができます。
名取市震災復興伝承館高野俊伸さん「大きな災害で町が、閖上もそうですけど津波によってなくなったということ、それでこの大漁旗が残ったという形で防災減災をこの場に来ていただいて学んでほしいなと」
展示会は3月11日まで開催されています。