自民党派閥の政治資金パーティーをめぐり、安倍派清和政策研究会所属で宮城３区選出の西村明宏衆議院議員は３１日、派閥のノルマを超えたパーティー券収入が３年間で５５４万円あり、政治資金収支報告書を訂正したと明らかにしました。

　西村議員は３１日に文書でコメントし、派閥のノルマを超えたパーティー券の収入が２０２０年に３０２万円、２０２１年に１４６万円、２０２２年に１０６万円の計５５４万円あったことを明らかにしました。

　西村議員はこのお金について「派閥に対し、返却の旨を繰り返し伝えていた」などとする一方、派閥が事務所への寄付として収支報告書を訂正したことを受け「不本意ではあるが派閥の訂正内容に合わせて対応した」ということです。

　パーティー券の売り上げは、派閥から渡された派閥名義の通帳で管理され自由に出金できないため、現在も保管されていて流用もなかったとしています。

　西村議員は「今後は政治資金規正法にのっとり、更に適切に管理を行っていく。また政治資金の一層の透明化や旧態依然たる派閥政治からの脱却を図り、国民の皆様の政治への信頼回復に全力を尽くす」などとコメントしています。