宮城県の大河原町と村田町が自治体の垣根を越えて水道管をつなぎ、災害時に水を融通する連携協定を結びました。

 県庁で行われた締結式には、大河原町の齋清志町長と村田町の大沼克巳町長が出席しました。

 大河原町と村田町は同じ水源からそれぞれ別の水路で上水道に給水していて、協定では災害などで断水が発生した際に町境に設置した連絡管を通じて相互に水を送ることにしています。

 水道管の補修に必要な資材や機材の購入、職員の育成なども共同で行うことで、人口減少社会を見据えた行政の効率化を図ります。 大沼克巳村田町長「片方の水路が駄目でも片方を利用しながら水を供給できることは、特に災害時に関しては有効な手段ではないか」

 自治体同士が人材育成なども含めて水道事業の協定を結ぶのは宮城県で初めてで、県は今後こうした取り組みを進めていきたい考えです。