宮城県の大和町と加美町の寺に侵入し併設する住宅から金品を盗んだとして、ブラジル人の男が逮捕されました。寺を狙った広域窃盗グループのメンバーとみられています。

 住居侵入と窃盗の疑いで逮捕されたのは、ブラジル国籍の無職、ヴィニシウス・ハルオ・タカギ・デ・アンドラデ容疑者(23)です。

 ヴィニシウス容疑者は2022年11月、大和町の寺に併設された住宅に侵入し現金約129万5000円とネックレスなどを盗んだほか、加美町の寺でも併設された住宅に侵入して現金約40万円などを盗んだ疑いが持たれています。

 寺を狙った窃盗は2021年から全国で急増し、群馬県警や宮城県警など10県警が合同で広域窃盗事件として捜査していました。 警察は、捜査に支障があるとしてヴィニシウス容疑者の認否を明らかにしていません。

 ヴィニシウス容疑者が寺を狙った広域窃盗グループのメンバーであるとみて、共犯者や余罪を調べています。

 宮城県警によりますと、宮城県で寺を狙った窃盗事件は2022年以降19件発生しているということです。