デング熱やジカウイルス感染症など蚊が媒介する感染症の対策に役立てようと、仙台市が蚊の生息調査を始めました。
蚊の生息調査が行われたのは、仙台市の6つの公園です。
調査は2014年に国内でデング熱が確認されたことをきっかけに始まり、新型コロナの流行で中断していましたが5年ぶりに行われました。
青葉区の勾当台公園では、仙台市保健所の担当者や市の委託を受けた業者が代表的な蚊の一種ヒトスジシマカの採取に当たりました。
新田智紀記者「蚊の採取は、調査員が目と耳を使って網で採取していきます」
蚊の採取は公園内の3カ所で行われ、1カ所当たり8分間調査員が茂みに立ち蚊が近寄って来るのを待ち続けます。しかし、8日は勾当台公園での捕獲はありませんでした。
仙台市感染症対策課鈴木花津課長「ヒトスジシマカが多いと分かったならば、市民の皆様に蚊に刺されないように注意してください、防虫スプレーや長袖の着用などの呼び掛けをさせていただきたい」
調査は11月まで13回続けられ、市は蚊の生息状況をHPに掲載することにしています。