東北大学青葉山キャンパスの次世代放射光施設「ナノテラス」が、先月運用を始めたのを記念し、式典が開かれました。
【盛山正仁文部科学大臣】
「幅広い研究者の皆様に利用されることで、今後のイノベーションの創出に貢献することが期待されます」
式典には、盛山文部科学大臣など約300人が出席し、ナノテラスの運用開始を祝いました。
先月運用を始めた「ナノテラス」は、非常に明るい光を物質に当てることで、その構造をナノレベル(100万分の1ミリ単位)で解析できる、いわば「巨大な顕微鏡」です。
幅広い分野での活用が期待されていて、既に住友ゴム工業の研究グループが、高い解像度で物資の観察に成功したと発表しています。