災害時の避難や避難所での生活などに役立つ最新の技術やグッズを紹介する展示会が、仙台市で開催されています。

 仙台市青葉区のアエルで始まった展示会には、防災グッズを取り扱う企業や自治体など47団体が出展しています。

 東海林真衣「こちらの浄水器は、ため池や川の水をろ過して飲料水に変えることができます」

 活性炭や珪藻土などを用いて、電源が無くても1時間約3リットルから5リットルの水をろ過できます。能登半島地震でも石川県輪島市などの避難所に寄贈され、飲み水のほか洗顔や歯磨きなどに使う生活用水の確保に役立てられたということです。

 NavyFields合同会社坂上研介さん「コンパクトな割に作れる水の量が他社さんに比べて多い。日常で使ってもらって、何かあった時にも防災用としてそのまま使っていただくというのが一番シンプルでいいんじゃないかなと」

 防災ボックスは、親子などで話し合いながら自宅周辺のハザードマップを描くことで、防災意識を高められるということです。

 このほかバーチャルリアリティー=VRの技術を活用した体験型のシミュレーターや、体が不自由な人などでもひもを引っ張ると30秒で使用できる救命用いかだなどが紹介されています。

 震災対策技術展事務局辻健太郎さん「普段使えそうで今まで無かった製品もあったりするので、お気軽に来ていただければと思っています」

 震災対策技術展東北は、22日まで開催されています。